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TIPS インプラント豆知識

インプラント・入れ歯・ブリッジの寿命について

歯科治療の目的の一つは、失われた歯を効果的に補うことです。歯の補綴方法として主に使われるのは、インプラント、入れ歯、そしてブリッジです。これらの補綴物の選択は、患者の口腔内の状況、健康状態、経済的な要素などによって決まりますが、それぞれの寿命も重要な考慮点です。以下、それぞれの補綴物の平均的な寿命について詳述します。

 

1. インプラント

インプラントは自然な歯の根を模倣したチタン製のスクリューで、顎骨に直接埋め込まれます。その上に人工歯(クラウン)が取り付けられます。適切なケアを行い、定期的な歯科診療を受ければ、インプラント自体は患者の一生持つ可能性があります。しかし、その上部構造であるクラウンの寿命は通常10年から15年とされています。クラウンの状態は個々の口腔衛生や咬合力、使用頻度などにより異なります。

 

2. 入れ歯

入れ歯は取り外し可能な補綴物で、全顎または部分的な歯の欠損を補います。入れ歯の寿命はその材質、製作技術、そして患者の使用方法やケアによりますが、一般的に5年から8年とされています。しかし、患者の口腔内の状態や顎骨の萎縮などにより、適切なフィット感を保つためにはそれより早く調整や交換が必要な場合もあります。

 

3. ブリッジ

ブリッジは二つ以上のクラウンが連結された固定式の補綴物で、一つまたは複数の欠損した歯を補います。ブリッジは両端の支持歯に固定され、欠損部に人工歯が設置されます。ブリッジの寿命は、その製造技術、使用される材料、患者の口腔衛生、そして機能的な要素(咬合力や食事の習慣など)によって左右されます。一般的にブリッジの寿命は7年から10年とされています。

以上のように、それぞれの補綴物の寿命は様々な要素により異なります。ただし、これらの平均的な寿命は、必ずしも個々の患者様の状況を反映しているわけではありません。適切な口腔衛生と定期的な歯科診療がこれらの補綴物の寿命を延ばす重要な要素であることも知って頂けたら幸いです。

また、それぞれの補綴物の寿命は、そのメンテナンスの容易さ、取り扱いやケアの方法、そして患者の生活習慣や口腔内の状況などによっても大きく影響を受けます。これらの要素を考慮に入れ、各患者様のニーズに最も適した補綴物を選択することが求められます。

また、新たな技術や材料の開発により、これらの補綴物の寿命はさらに延びる可能性があります。

最新の研究や技術に常に注目し、その知識を患者様へのケアに活用していきます。

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